掲載日:2019/7/25
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- 多くのネットワーク対応により、空調機のIoT化をサポート
- HVACアプリケーション専用のファンクションブロックを多数準備した無償プログラミングツール「EcoStruxure Machine Expert – HVAC」により開発を効率化
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、空調機器メーカー向けプログラマブルコントローラー「Modicon M171」と「Modicon M172」を7月29日に国内で発売します。
「Modicon M171」と「Modicon M172」は、チラーやエアハンドリングユニットなどHVAC *1用途に特化した小型で高性能なコントローラーです。
シンプルで低価格のモデルから、ネットワーク機能の充実に加え、Webサーバーを搭載し設備の保守や監視が可能なモデルまで、全部で38機種あり、システムの規模や必要とする機能にあわせた選択が可能です。
フラッグシップのM172パフォーマンスモデルでは、ビルネットワーク用の国際標準規格の通信プロトコルBACnetやWeb サーバーを内蔵し、オプションの拡張ネットワークモジュールでLonWorks *2、CAN *3などの様々なネットワークに対応できます。産業用ネットワークの機器と直接接続し、制御が行えることにより、より柔軟なシステム設計が行えます。
HVACに特化したコントローラー
これまで日本国内においてはHVAC用途でもファクトリーオートメーション(FA)用のコントローラーなどが使われていました。FA用コントローラーはデジタル制御が主流のため、アナログ制御が求められるHVAC用にはアナログI/Oを別途用意する必要がありました。「Modicon M171」と「Modicon M172」は、全モデルにアナログ入力を標準装備し、ほとんどのモデルでアナログ出力を標準装備しているため、空調機器メーカーは、ローコストでシステム構築が行えます。
また、FA用コントローラーは低温に対応したものが多くありませんが、「Modicon M171」と「Modicon M172」は、-20℃の低温から60℃(一部のモデルで55℃)の高温までの環境性能を備えているため、低温におけるスペースヒーターなどの追加設置を省くことができます。
作業を効率化するプログラミングツール「EcoStruxure Machine Expert – HVAC」
無償でWebサイトからダウンロードできるプログラミングツール「EcoStruxure Machine Expert – HVAC」(エコストラクチャー マシンエキスパート エッチバック)には、「TVDA」 *4とよばれる装置構成のひな型や、回路ブロックなどプログラムを部品化した「ファンクションブロック」が多数用意されており、システム開発効率を高めることができます。
また、国際規格「IEC61131-3」の5言語に対応しているため、PLCメーカー独自のプログラミング言語に影響されることなく、世界標準のプログラムメンテナンスが可能です。
*1 HVAC:Heating Ventilation and Air Conditioningの略称で、暖房、換気、空調機器など
*2 LonWorks:米国エシェロン社が開発した知的分散制御ネットワーク技術で、ビルオートメーションなどで導入
*3 CAN:Controller Area Networkの略称で、ホストコンピュータなしでマイクロコントローラやデバイスが相互に通信できるように設計された移動機器向けのプロトコル
*4 TVDA:Tested Validated Documented Architectureの略称で、動作検証済み、評価済み、文書化済みのアーキテクチャー(弊社独自の用語)
製品構成
製品名 | 概要 |
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Modicon M171 | HVAC単体の制御を行うベーシックなスタンドアローンモデル
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Modicon M172 オプティマイズドモデル | HVAC制御を高パフォーマンスで実現する高性能モデル
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Modicon M172 パフォーマンスモデル | IoT化を促進するネットワーク機能を有した高機能・高性能モデル
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EcoStruxure Machine Expert – HVAC | プログラミングツール
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お問い合わせ
本件に関しましてご不明な点がございましたら、シュナイダーエレクトリック カスタマーケアセンターまでお問い合わせください。
このページの情報は、2019年7月現在のものです。内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新情報については製品ページをご覧ください。