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接続機器複数台と表示器を複数台接続(マルチリンク)するための確認事項は?

接続機器複数台と表示器を複数台接続(マルチリンク)するためには次のことを確認してください。

マルチリンクには以下の2つの方法があります。

1. シリアルマルチリンク (シリアルマルチリンクの概説、ならびに接続機器と表示器の最大距離数、最大接続数を確認してください。)

1) 概説

2) シリアルマルチリンクの確認事項
シリアルマルチリンクが可能な機種を確認する
シリアルマルチリンクの設定を確認する

2. イーサマルチリンク (イーサマルチリンクの概説、ならびに接続機器と表示器の最大接続数を確認してください。)

1) 概説

2) イーサマルチリンクの確認事項
イーサマルチリンクが可能な機種を確認する
イーサマルチリンクの設定を確認する




1.シリアルマルチリンク

1)概説
複数台の表示器を1 つの接続機器に接続し、ダイレクトアクセス方式で通信することをマルチリンク通信と呼びます。
このマルチリンク通信は、表示器間でトークン(接続機器へのコマンド発行権)の受け渡しを行いながら順番に接続機器と通信を行う
という手法で成り立っています。
ケーブルの総延長は1000m です。
ただし、接続機器側ユニットの最大延長距離がこれより短い場合には接続機器側の値に準じます。

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• 複数の表示器を1 台の接続機器に接続できます
各社接続機器専用のリンクインターフェイス1つに対して、表示器を複数台接続することができます。
(最大接続台数は16 台ですが、接続する表示器を増やすと応答が遅くなるため、4 台までの接続を推奨します。)

• ダイレクトアクセス方式で通信できます
マルチリンクのための特別なプログラムは不要です。
• 専用ハードウェアなしで接続できます
専用ハードウェア機器が不要です。
• 大型から小型の表示器を接続できます
GP4000 シリーズ/GP3000 シリーズ/ST3000 シリーズ/LT3000 シリーズ/GP77R シリーズ/GP2000シリーズ/
GLC2000 シリーズ/ST400 シリーズそれぞれの大型表示器、中型表示器、小型表示器が混在したマルチリンク通信が可能です。
WinGP でのマルチリンク通信が可能です。



システム構成
シリアルマルチリンクを使用する場合、接続構成は以下のようになります。
■ シリアル
• n:1 接続


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• 最大接続台数は16 台ですが、接続する表示器を増やすと応答が遅くなるため、4 台
までの接続を推奨します。

• n:m 接続


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text
• 最大接続台数は16 台ですが、接続する表示器を増やすと応答が遅くなるため、4 台
までの接続を推奨します。
• 接続できる接続機器の最大数は使用するドライバによって異なります。






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2) シリアルマルチリンクの確認事項

①シリアルマルチリンクが可能な機種を確認する

マルチリンクを使用するために必要なドライバと動作環境は以下のとおりです。
マルチリンクできるドライバーは以下の表のみとなります。
シリアルマルチリンクの設定方法などは「シリアルマルチリンクガイド」を参照してください。
接続機器との接続の詳細については、下表のドライバ名をクリックし、各ドライバのマニュアルを参照してください。

■対応ドライバ一覧

メーカー

ドライバ

動作環境

オムロン(株)

CS/CJシリーズ上位リンク

ドライババージョン V1.14.02以上

C/CVシリーズ上位リンク

ドライババージョン V1.12.04以上

三菱電機(株)

Q/QnAシリーズシリアルコミュニケーション

ドライババージョン V1.13.02以上

Aシリーズ計算機リンク

ドライババージョン V1.13.02以上

FXシリーズ計算機リンク

ドライババージョン V1.13.01以上

横河電機(株)

パソコンリンクSIO

ドライババージョン V1.13.04以上

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②シリアルマルチリンクの設定を確認する
システムエリアの設定マルチリンク設定を行っているかを確認してください。

(1)システムエリアの設定

マルチリンク通信では、接続する表示器の台数分のシステムデータエリアを割り付けるため、システム全体のデータ量が多くなります。そのために各表示器の処理速度が遅くなってしまう場合があります。
システムデータエリアは必要な項目だけを選択することをおすすめします。
GP-Pro EX でシステムデータエリアの設定画面を表示するには、ワークスペースの[システム設定ウィンドウ]から[本体設定]-
[システムエリア設定]タブを選択します。


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• システムデータエリアは接続する表示器ごとに設定します。その際に、接続機器のアドレスを重ならないように割り付けてください。
• 表示器の処理速度を早くするには、システムデータエリアの項目を選択しない方法もあります。
ただし、接続機器が表示器を管理するような接続機器からの画面切り替えやPLC 専有などを行うことはできません。

(2)マルチリンク設定

マルチリンク設定は、接続する表示器のシステム構成と正常に通信を行っているかを確認するための設定です。
通信情報の格納アドレスと自局番号を設定します。

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GP-Pro EX でマルチリンクの設定画面を表示するには、ワークスペースの[システム設定ウィンドウ]から[本体設定]- [システムエリア設定]タブを選択します。



■通信情報の格納アドレス
マルチリンク通信では、「通信情報」をもとに通信を行います。この「通信情報」は、「接続局リスト」と「加入局リスト」の2 ワードの領域
で構成されます。
それぞれの役割を持っており、接続機器のデータレジスタ、データメモリなどに割り付けます。

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• 通信情報の格納アドレスは、同一リンクユニットに接続するすべての表示器に同じアドレスを設定してください。
なお、リンクユニットに接続するポートが2 つあり、それぞれに複数台の表示器を接続する場合は、同じアドレスにしてください。



■接続局リスト
接続機器と接続する表示器の台数をあらかじめ接続機器側で登録する設定です。接続機器と接続され
る場合、表示器の自局番号に対応した番号のビットをON にします。
• 通信情報の格納アドレスは、システムエリア機器に設定されている機器にのみ設定
できます。

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• 接続機器と接続している際に、任意の表示器だけの通信を止めてオフラインに入る
ときは表示器の自局番号に対応したビットをOFF します。


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<例>
0 号機、2 号機、3 号機、5 号機の4 台を接続する場合は、002D(H) を書き込みます。

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• 運転前に必ず設定しておいてください。
• 表示器と接続しないビットはOFF しておいてください。
• 表示器を接続しているにもかかわらず、長時間接続局リストのビットをOFF するような使い方はしないでください。

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2.イーサマルチリンク

1) 概説
PLC1台に対し、マスター表示器1台とスレーブ表示器16台を同時に接続することができます。

PLCと通信するのはマスター表示器のみです。スレーブ表示器はマスター表示器と通信を行います。



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  • イーサマルチリンク機能に対応している機種は以下を参照してください。
    text【FAQ】 表示器のイーサネット対応機種を教えてください

  • GP-Viewer EXはマスター表示器にのみ接続可能です。GP-Viewer EXについては以下を参照してください。
    text37. 37 パソコンで表示器のデータを表示 / 操作したい

  • 複数の表示器間で部品の制御デバイスに、接続機器上の同一アドレスを設定すると正常に動作しないことがあります。
    例えば、データ一括表示グラフのコントロールワードに同一のアドレスを設定した場合、マスター表示器でグラフの更新操作を行っても、マスター表示器のグラフが更新されず、スレーブ表示器のグラフが更新されるという現象が発生します。こういった現象が起きる場合は、表示器ごとに異なるアドレスを設定してください。

  • システム設定[本体設定]-[画面設定]-[接続機器へ反映]にチェックが入っている場合、システム先頭デバイスを、マスター表示器とスレーブ表示器で同じにすると、すべての表示器で値を共有します。
    例えば、切り替え画面番号を共有すると、マスター表示器とすべてのスレーブ表示器の画面が同期して切り替わります。

  • シリアル接続で複数の表示器をつなぎたい場合(シリアルマルチリンク機能)は、「GP-Pro EX機器接続マニュアル」を参照してください。

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2)イーサマルチリンクの確認事項
①イーサマルチリンクが可能な機種を確認する。


② イーサマルチリンクの設定を確認する。


【設定手順】

  1. [プロジェクト]メニューの[システム設定]-[本体設定]をクリックし、[拡張機能設定]タブを開きます。

  2. [Etherマルチリンク設定]で[Etherマルチリンクを使用する]にチェックを入れます。[動作モード]でこのプロジェクトを転送する表示器がマスターかスレーブかを選択し、マスター表示器のIPアドレスを[マスターIPアドレス]に入力します。
    text

    text

    • 特定のIPアドレスを持つスレーブ表示器以外では接続できないように設定したい場合は、[フィルタリング]をクリックして[フィルタリング設定]ダイアログボックスから設定を行ってください。

画面データを作成し、表示器に転送します。

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  • プロジェクトは、転送する表示器それぞれに対してご準備ください。すべてのプロジェクトデータは同じバージョンのGP-Pro EXで作成し、システム設定[周辺機器設定]-[接続機器設定]の項目はすべて同じ設定にしてください。

  • 設定内容の詳細は設定ガイドを参照してください。
    text5.4.7 システム設定[本体設定] - [拡張機能設定]の設定ガイド

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  • 接続する表示器の常時通信量の合計が8090以下になるようプロジェクトを作成してください。上限値を超えた場合は、接続を試みたスレーブ表示器はアクセスを拒否されます。また、マスター表示器のみで上限値を超えた場合、スレーブ表示器は接続できません。
    データ通信量の計算方法については、以下を参照してください。

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補足事項
通信量の計算方法

接続するすべての表示器(マスター表示器、スレーブ表示器、GP-Viewer EX)の、常時通信量の合計が8090以下になるようプロジェクトを作成してください。上限値を超えた場合は、接続を試みたスレーブ表示器はアクセスを拒否されます。また、マスター表示器のみで上限値を超えた場合は、スレーブ表示は接続できません。

作画中に通信量の合計を確認するには、以下の方法で行ってください。

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  • 通信量を計算する前に、まず、各画面の常時通信量(画面常時通信量)が475を超えていないかを確認してください。475を超えるとパフォーマンスが悪くなるおそれがあります。
    画面常時通信量は、部品とDスクリプトに設定したアドレス数の合計です。[画面(S)]メニューの[画面情報(I)]を選択して[画面情報]ダイアログボックスで確認できます。
    画面常時通信量 = [アドレス(部品)] + [アドレス(Dスクリプト)]
    text

  1. それぞれの表示器の常時通信量(局常時通信量)を計算します。
    局常時通信量 = 475(画面常時通信量) + 共通部分常時通信量
    共通部分常時通信量は、共通設定の[アラーム設定]、[サンプリング設定]、[サウンド設定]に設定したアドレス数の合計です。エラーチェックを行って表示される警告(エラー番号:1516)で確認できます。

    text

    • 実際の画面常時通信量が475以下であっても、局常時通信量を算出する際は475として計算します。

    • GP-Viewer EXの局常時通信量を計算する際は、共通部分常時通信量は含みません。

  2. すべての表示器の局常時通信量を合計します。
    局常時通信量の合計値が8090(最大常時通信量)を超えている場合は、共通設定[アラーム設定]、[サンプリング設定]、[サウンド設定]のアドレス数を減らしてください。

    text

    • マスター表示器のシステム変数「#H_EtherLink_ConstCommuniMemInfo」で局常時通信量の合計値を確認できます。

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