GP本体の画面が真っ暗になった場合、LEDステータス状態で考えられる要因を記載しております。
LEDステータスごとにおいて、考えられる要因としては以下の通りです。
LEDステータス状態 | 考えられる要因 |
LED消灯 | - 製品への入力電圧が規定値範囲内の電圧となっていることをテスターなどにて、電圧測定のご確認をお願いします。
規定値範囲 AC機:AC85V~265V DC機:DC19.2V~28.8V 規定値範囲外の電圧の場合は、外部の電源に何らかの異常が考えられますので、ご確認をお願いします。 - 規定値範囲内の電圧の場合は、本機内部の部品が故障している可能性が考えられますので、弊社への修理依頼をお願いします。
|
LED赤点灯 | - 製品への入力電圧においてテスターなどにて、電圧測定のご確認していただいた結果、規定値範囲内の場合、本機内部の異常が考えられますので、弊社への修理依頼をお願いします。
|
LED橙点灯 | - 本機の機能として、バックライト切れ検出が働き、アラート表示としてLEDが橙点灯となったことが考えられますので、バックライトの交換をお願いします。
- バックライトを交換しても、症状が改善できない場合は、本機内部の部品が故障している可能性が考えられますので、弊社への修理依頼をお願いします。
|
LED緑点灯 | - お客様の画面データの異常により、表示不可となる場合がございます。本機に書込まれている画面データに異常がないか、ご確認をお願いします。
- お客様の画面データに異常がない場合は、以下設定状態に問題がある可能性が考えられますので、ご確認をお願いします。
*「当該機の設定状態確認について 」を参照 - 下記、設定状態に異常がない場合は、本機内部の部品が故障している可能性が考えられますので、弊社への修理依頼をお願いします。
|
LED緑点滅 (ホタル点滅)※1 | - 本機の機能として、スタンバイモードの機能がございます。スタンバイモード設定もございますが、それ以外に、GP のシステムデータエリア内には GP 本体のバックライトをOFF するためのビットがございます。ご確認をお願いします。
|
※1 対象機種:GP4000シリーズ
■当該機の設定状態確認について*
要因1:GP のシステムデータエリア内のバックライト OFF ビットが ON している要因2:GP のシステムデータエリア内の画面表示エリアに値が格納されている要因3:存在しない画面を開こうとしている要因4:輝度・コントラストが低くなっている
----------------------------------------------------------------------------------------
要因1:GP のシステムデータエリア内のバックライト OFF ビットが ON している----------------------------------------------------------------------------------------
GP の
システムデータエリア内には GP 本体のバックライトを OFF するためのビットがあります。
( PLC 接続時は +14 の 00 ビット目、メモリリンク時はアドレス 11 の 00 ビット目 )
LS0014 | +14 | コントロール | 0 | バックライトOFF | ― |
1 | ブザーON | #H_Control_Buzzer |
2 | プリント開始 | #H_Control_HardcopyPrint |
3 | 予約 | ― |
4 | ブザー音 | #H_Control_BuzzerEnable |
5 | AUX出力 | ― |
6~10 | 予約 | ― |
11 | 印字中止 | #H_Control_PrintCancel |
12~15 | 予約 | ― |
このビットをスイッチで使用したり、PLC 側のラダーで ON してしまうと、GP 本体のバックライトが OFF しますので表示が真っ暗になります。
ただし、LCD ( 液晶 ) は動作していますので、画面をタッチするとタッチ入力は受け付けられます。
復旧方法PLC との通信ケーブルを抜き、GP 本体の電源を入り切りをします。
それによりシステムデータエリア内の値がリセットされ、バックライトを点灯させることができます。
PLC との通信ケーブルを抜くことができない場合は、
システムデータエリアのバックライト OFF ビット ( PLC 接続時は +14 の 00 ビット目、メモリリンク時はアドレス 11 の 00 ビット目 ) を
LC 側から OFF してください。
----------------------------------------------------------------------------------------
要因2:GP のシステムデータエリア内の画面表示エリアに値が格納されている----------------------------------------------------------------------------------------
GP の
システムデータエリア内には GP 本体の画面表示を OFF するためのアドレスがあります。
このアドレスに 0 が入ると画面表示、FFFF ( Hex ) が入ると画面が消えます。
( PLC 接続時はアドレス +9、メモリリンク時はアドレス 12 )
この場合、LCD ( 液晶 ) およびバックライトの両方が OFF します。
LS0009 | +9 | 画面表示のON/OFF | ― | FFFFhで画面表示をOFF 0hで画面表示 | ― |
0、FFFF 以外の値が格納された場合も、一定時間が経過すると自動的に画面表示が OFF します。
復旧方法システムデータエリア +9 を 0 にしてください。
----------------------------------------------------------------------------------------
要因3:存在しない画面を開こうとしている----------------------------------------------------------------------------------------
実際にGPに転送されていないベース画面を表示させた場合、
真っ暗な画面と共に以下のようなアプリケーションエラーが表示されます。
復旧方法GPの初期画面番号の設定を変更し、実際にGPに転送し、存在している画面を設定してください。
・オフラインでの設定 
電源投入後、最初に表示する画面を ( 例:表示画面番号のデータ形式 BIN、ベース画面 10 ) 変更したい場合は下記のように設定します。
・GP-Pro EXでの設定 1. [ システム設定ウィンドウ ] から [ 本体設定 ] をダブルクリックします。

2. [ 表示設定 ] タブの [ 画面設定 ] で、「 表示画面番号のデータ形式 」、「 初期画面番号 」 を変更します。

----------------------------------------------------------------------------------------
要因4:輝度・コントラストが低くなっている----------------------------------------------------------------------------------------
GP 本体にて輝度およびコントラストの調整ができます。輝度・コントラストの調整を行ってください。
→
明るさ(輝度、コントラスト)を調整をしたい