1.5.1.1 GP-4100シリーズをお使いのお客様へ

本書では、以下のように記載しています。

本書内での表記

機種

GP-4100シリーズ(カラーモデル)

GP-4114T / GP-4115T / GP-4116T (以降GP-411*Tと称します。)

GP-4115T3 (以降GP-411*T3と称します。)

【NCP MRAM対応】

4114T3と4116T3もWW展開するときは、機種の記載の並びも修正してください。

◆マークの削除もお忘れなく。

 

 

GP-4100シリーズ(カラーモデル)をご使用の場合

特徴

使用できない部品と機能

制限がある部品と機能

 

特徴

GP-4100シリーズ(カラーモデル)には以下の特徴があります。

GP-411*Tにはバックアップメモリはありませんが、内部メモリの一部をバックアップ領域として使用します。この領域を本書では便宜上「仮想バックアップメモリ」と呼びます。 仮想バックアップメモリのデータは、バックアップメモリ(SRAM)と同様に表示器の電源OFFや本体リセット後も保持されます。仮想バックアップメモリの使用量は、[プロジェクト]メニューの[プロパティ]-[プロジェクト情報]で[SRAM情報]を選択すると確認できます。

使用できない部品と機能

GP-4100シリーズ(カラーモデル)で使用できない部品と機能は以下のとおりです。

制限がある部品と機能

GP-4100シリーズ(カラーモデル)では、以下の部品や機能の一部に制限や機種による違いがあります。

部品 / 機能

特記事項 / 制限

スイッチランプ

  • AUX出力はできません。

  • 操作ログが取得できるかどうかは機種により異なります。
    GP-411*T : 取得できません。
    GP-411*T3 : 取得できます。

図形表示器

  • SDカードを使用する機能は使用できません。

Dスクリプト

共通設定[グローバルDスクリプト]

共通設定[拡張スクリプト]

  • 接続機器と通信を行う場合、通信方式にRS232Cを選択していても5V電源供給の設定はできません。

  • 以下の組み込み関数(命令)は使用できません。

  • [SDファイル操作]のファイル削除、ファイルリスト出力、ファイルリード、CSVファイルリード、ファイル名変更、ファイルライト

  • [その他]のアプリケーション起動、WinGPの終了

  • [ラベル設定]のPRN_CTRL、SD_FILELIST_NUM、SD_READ_NUM、SD_ERR_STAT

共通設定[アラーム設定]

  • アラーム履歴データが保存されるメモリは機種により異なります。
    GP-411*T : 仮想バックアップメモリに保存されます。
    GP-411*T3 : バックアップメモリに保存されます。

共通設定[サンプリング設定]

  • サンプリングデータが保存されるかどうかは機種により異なります。
    GP-411*T : 仮想バックアップメモリに保存されません。表示器の電源をOFFにするとデータは消去されます。
    GP-411*T3 : バックアップメモリに保存されます。

共通設定[レシピ設定]

  • ファイリングデータが保存されるメモリは機種により異なります。
    GP-411*T : [転送準備]を行うことで仮想バックアップメモリに保存されます。
    GP-411*T3 : バックアップメモリに保存されます。
    26.11 ファイリングデータの流れ

共通設定[起動画面設定]

  • [起動時プログレスバー表示設定]は設定できません。

システム設定[本体設定]

  • [動作設定]タブの[内部デバイスバックアップ]が設定できるかどうかは機種により異なります。
    GP-411*T : 設定できません。
    GP-411*T3 : 設定できます。