フォント設定
表示する数値のフォント設定を行います。
フォントタイプ
表示する数値のフォントタイプを[標準フォント]、[ストロークフォント]、[ピクチャフォント]から選択します。
標準フォント/ストロークフォント
標準フォント
ビットマップフォントで、文字の縦/横の比率を倍率指定できます。文字を拡大/縮小すると輪郭が粗くなったりつぶれる場合があります。
ストロークフォント
文字の縦横の比率が固定されているアウトラインフォント(線の組み合わせで定義されたフォント)です。文字を拡大/縮小しても綺麗な輪郭で表示できますが、容量が大きいため表示器の負担になる場合があります。
サイズ
表示する数値のフォントのサイズを選択します。
標準フォント
(8~64)x(8~128)
標準フォント(固定サイズ)
[6x10]、[8x13]、[13x23](表示は半角英数字のみ)
ストロークフォント
6~127
表示言語
表示言語を[日本語]、[欧米]、[中国語(簡体字)]、[中国語(繁体字)]、[韓国語]、[ロシア語(キリル)]、[タイ語]から選択します。
[表示フォーマット]を選択した場合に、[表示言語]を選択できます。
文字飾り
フォントの文字飾りを選択します。
標準フォント
[標準]、[太字]、[影付き]
(固定サイズの[6x10]を選択した場合は[標準]、[影付き]から選択)
ストロークフォント
[標準]、[太字]、[中抜き]
[7セグ表示]、および[ストロークフォント]選択時に[ジャストサイズフォント]を指定している場合は、文字飾りを設定できません。
イメージフォント
Windows フォントが、ビットマップデータに変換され表示器に表示されます。
フォント選択
使用するフォントを選択し、[スタイル]、[サイズ]、[文字セット]を設定します。選択したフォントにより、設定できる[スタイル]、[サイズ]、[文字セット]は異なります。
プロポーショナルフォントは選択できません。
データ表示器[数値表示]で使用するイメージフォントの文字は自動的に文字登録されます。登録された内容は、[イメージフォント設定]ダイアログボックスの[使用文字]で確認できます。
ピクチャフォント
あらかじめ用意されたビットマップイメージを利用することで、数値や記号がユニークに表示されます。
モデル
登録されているピクチャフォントのモデルの中から使用したいモデルを選択します。
色
ピクチャフォントの色を設定します。
フォントサイズ
幅
ピクチャフォントの幅を1~200の間で設定します。
高さ
ピクチャフォントの高さを1~400の間で設定します。
透過
ピクチャフォントの背景を透明に設定するかどうかを設定します。
モデルによっては透過設定ができない場合があります。
設定
選択したモデルの数値や記号などすべての文字をプレビューします。
表示桁数
表示するデータの桁数を設定します。小数点より下の桁数も含めて指定します。ただし小数点は表示桁数に含みません。
小数点桁数指定
小数点桁数指定を指定する方法を選択します。[データ形式]が[Dec]または[BCD]の場合のみ設定します。
定数
小数点桁数として固定の数値を書き込んで指定します。(直接指定)
アドレス
小数点桁数が格納されているアドレスを指定します。(間接指定)
小数点桁数
[小数点桁数指定]が[定数]の場合に、表示する小数点より下の桁数を設定します。
例)表示桁数を「5」、小数点桁数を「2」とした場合、以下のように表示されます。
各桁数の設定範囲は[データ形式]によって異なります。
データ長 |
データ形式 |
表示桁数 |
小数点桁数 |
---|---|---|---|
設定範囲 |
|||
8ビット |
Dec |
1 ~ 11 |
0 ~ 10 |
Hex |
1 ~ 11 |
— |
|
BCD |
1 ~ 11 |
0 ~ 10 |
|
Oct |
1 ~ 11 |
— |
|
Bin |
1 ~ 8 |
— |
|
16ビット |
Dec |
1 ~ 11 |
0 ~ 10 |
Hex |
1 ~ 11 |
— |
|
BCD |
1 ~ 11 |
0 ~ 10 |
|
Oct |
1 ~ 11 |
— |
|
Bin |
1 ~ 16 |
— |
|
32ビット |
Dec |
1 ~ 11 |
0 ~ 10 |
Hex |
1 ~ 11 |
— |
|
BCD |
1 ~ 11 |
0 ~ 10 |
|
Bin |
1 ~ 32 |
— |
|
Float |
1 ~ 17 |
0 ~ 16 |
小数点桁数アドレス
[小数点桁数指定]が[アドレス]の場合に、小数点桁数が格納されているアドレスを指定します。
表示スタイル
数値表示エリア内の数値の位置を[右詰め]、[左詰め]、[中央揃え]から選択します。
表示位置固定
数値の表示位置を部品中央に固定するかどうかを指定します。
ゼロサプレス
表示桁数を揃えるための「0」(ゼロ)を表示するかどうかを指定します。
例)表示桁数が4の場合
ゼロ表示
表示データがゼロの場合「0」を表示するための設定です。
7セグ表示
表示するデータを7セグメントで表示するかどうかを指定します。
[ピクチャフォント]、[イメージフォント]を選択している場合は設定できません。
[サイズ]に[固定サイズ]を選択している場合は設定できません。
[表示設定]タブ[詳細]画面の[表示フォーマット]を指定している場合は設定できません。
ジャストサイズフォント
上下余白のないストロークフォントで表示するかどうかを指定します。
[標準フォント]、[ピクチャフォント]、[イメージフォント]を選択している場合は設定できません。
[7セグ表示]を設定している場合は指定できません。
入力値を*で表示
入力した値を*で表示するかどうかを指定します。パスワード入力などに使用します。
入力値を*で表示する設定をした場合、[7セグ表示]は指定できません。
プレビュー
設定に応じてデータの表示イメージを表示します。
表示フォーマット
表示フォーマットを使用するかどうかを設定します。
[ピクチャフォント]を選択している場合は設定できません。
[基本設定]タブで[入力許可]を指定している場合は設定できません。
[基本設定]タブの[データ形式]が[Bin]の場合は設定できません。
表示フォーマットを使用する場合、[表示スタイル]は[右詰め]固定になります。
切捨桁数
数値データをどの桁で切り捨てるのか0~10で設定します。[基本設定]タブの[データ形式]が[Dec]、[BCD]の場合のみ設定できます。切り捨てる桁がない場合は、「0」に設定します。
フォーマット
表示するフォーマットを設定します。データが表示される部分を「*(半角)」で入力し、フォーマットの文字部分と合わせて半角80字以内で設定します。「*」の部分に数値が下桁位から代入されます。
フォーマットは[表示桁数]-[切捨桁数]=「*」の数となるように設定してください。また入力する文字は[フォント設定]の[表示言語]で指定した言語で入力してください。
例)
[表示桁数]‥6
[切捨桁数]‥2
[表示スタイル]‥右詰め
[ゼロサプレス]‥無し
[フォーマット]‥***Kg*00g
下位桁から「*」部分にデータが入ります。ただし、[切捨桁数]が「2」なので下位から3桁目のデータから入ります。
表示桁数 - 切捨て桁数 = フォーマットの*印の数
表示フォーマットの「*」の数を割り出す計算方法を表示します。
次の接続機器を選択している場合のみ動作します。
Siemens AG: SIMATIC S7 3964(R) / RK512
Siemens AG: SIMATIC S7 MPI直結
Siemens AG: SIMATIC S7 イーサネット
PROFIBUS International: PROFIBUS DP スレーブ
[ピクチャフォント]を選択している場合は設定できません。
[Time-Base]にチェックを入れると、次のような形式でデータ表示をします。
ワードアドレス
指定したワードアドレスの上位4ビットでフォーマットとなる小数点位置を設定し、以降4ビットずつの区切りで3桁の値を表示します。
値(小数点やスペース、0を含む)4桁と + 「s」(5桁目)で表示されます。
Mode |
表示 |
---|---|
0h |
0.01s |
1h |
0.1s |
2h |
1s |
3h |
10s |
0~3h以外 |
10s |
0h~9h以外の値が入った場合は以下のように表示されます。
0Ah |
スペース |
0Bh |
: |
0Ch |
E |
0Dh |
. |
0Eh |
+ |
0Fh |
- |
例)値1=1、値2=2、値3=3の場合
入力固定
数値入力時に小数点を固定するかどうかを設定します。
有効の場合
小数点位置が固定されます。小数点を入力するとカーソルが小数点以下または以上へ交互に移動します。「←」、「→」キーを押しても移動できます。
例)「2」を入力、「.」を入力、「3」を入力、「2」を入力、「.」を入力
入力値 |
データ表示器に表示される値 |
|||
---|---|---|---|---|
Mode0(0.01s) |
Mode1(0.1s) |
Mode2(1s) *1 |
Mode3(10s) *1 |
|
0 |
0.00s |
_0.00s |
__0_s |
___0s |
2 |
2.00s |
_2.0s |
__2_s |
__20s |
1.2 |
1.20s |
_1.2s |
入力不可 |
入力不可 |
1.23 |
1.23s |
_1.3s *2 |
入力不可 |
入力不可 |
12 |
2.00s *3 |
12.0s |
_12_s |
_120s |
12.3 |
2.30s *4 |
12.3s |
入力不可 |
入力不可 |
123 |
3.00s *5 |
23.0s *4 |
123_s |
1230s |
*1 Mode2、3 では小数点は入力できません。
*2 小数点桁数が 1 桁のため、最初に入力した小数点以下の数値「2」は消去されます。
*3 整数桁数が 1 桁のため、最初に入力した「1」は消去されます。
*4 小数点を入力するまで、カーソルが小数点以下へ移動しないため、最初に入力した「1」は消去されます。
*5 小数点を入力するまで、カーソルが小数点以下へ移動しないため、入力した「1」「2」は消去されます。
無効の場合
小数点の位置に関係なく、小数点を含む4桁の数値で入力します。入力した値は、より精度の高いモードを使って表示されます。
データ表示器を入力状態にすると、初期状態ではカーソル位置は右端になります。
入力値 |
表示される値 |
Mode |
---|---|---|
0 |
0.00s |
0 |
0.0 |
0.00s |
0 |
1 |
1.00s |
0 |
1.2 |
1.20s |
0 |
1.23 |
1.23s |
0 |
12 |
12.0s |
1 |
12.3 |
12.3s |
1 |
123 |
123_s |
2 |
1230 |
1230s |
3 |
1234 |
入力不可 |
- |