復旧モード

概要

表示器が転送オペレーションのプロジェクトを受け付けない場合は、次の手順で復旧モードに入り、再度プロジェクトを転送します。プロジェクトの転送オペレーション中に問題が発生した場合は、自動的に復旧モードに入ります。

重要:

  • 復旧モードには、セキュリティー機能が搭載されていません。安全なプロジェクトファイルの転送については、以下を参照してください。
    サイバーセキュリティー
  • 復旧中にパソコンまたは表示器の電源を切ったり、転送ケーブルを抜いたりしないでください。

タッチによる復旧

MEMO:

  • 投影型静電容量 (P-CAP) ディスプレイを搭載した表示器は、タッチによる復旧に対応していません。P-CAP ディスプレイは、起動時にタッチパネルを初期化します。初期化中にタッチパネルにタッチすると、その後のタッチが効かなくなります。
  • SP5000 シリーズパワーボックス、SP5000X シリーズは、FTP サーバー経由でのプロジェクト転送をサポートしていません。
  • ボックスモジュールでタッチによる復旧をする場合は、ディスプレイモジュールを接続してください。

  1. 表示器の電源を入れます。
  2. ディスプレイの左下または右下の角 (80 ピクセル範囲内) を、ダイアログボックスが表示されるまでタッチし続けます。
    ST6000 2nd Gen シリーズの場合、表示器の起動中に左下または右下の角を 2 回タッチします。

    MEMO:

    • プロジェクトが縦型モードに設定されている場合、復旧モードに入るための角のタッチ領域は以下のとおりです。
      • ディスプレイを時計回りに回転させた場合

      • ディスプレイを反時計回りに回転させた場合
    • 表示器の回転については、次の
      表示器の設定の [方向] を参照してください。
  3. ダイアログボックスに、「Do you want to enter recovery mode?」と表示されます。[Yes] をクリックすると、復旧モードに入ります。
    ST6000 2nd Gen シリーズの場合、[System Settings] 画面が表示されます。[System] - [Recovery] に移動し、[Execute] をタッチして復旧モードに入ります。
  4. プロジェクトを転送します。転送方法によっては、以下の設定が必要です。
    • USB ケーブル経由によるプロジェクトの転送
      USB ケーブルを接続してプロジェクトを転送します。復旧モードでの設定は必要ありません。

      MEMO:

      ST6000 2nd Gen シリーズを使用する場合、復旧モードでは USB 設定を変更できません。設定を変更するには、表示器の [System Settings] に移動してください。
    • IPsec を使用してイーサネット経由でプロジェクトを転送
      以下のように設定してプロジェクトを転送します。IPsec の詳細については、以下を参照してください。
      IPsec を使用してイーサネット経由でプロジェクトを転送
    設定 説明
    [Ethernet Download] [Enable]
    [IPsec] [IPsec] をタッチし、[Enable] を選択して [Preshared Key] を設定します。
    [Ethernet] [IP Address]、[Subnet Mask]、および [Default Gateway] を表示します。これらの設定が表示されない機種を使用している場合は、[Ethernet] をタッチすると表示されます。

    MEMO:

    ST6000 2nd Gen シリーズを使用する場合
    • 復旧モードではイーサネット設定を変更できません。設定を変更するには、表示器の [System Settings] に移動してください。
    • イーサネットポートが無効になっている場合、イーサネットポート名 (eth1, eth2) は表示されません。
    • 復旧モードで設定した Preshared Key は保持されません。そのため、復旧後に IPsec を使用してプロジェクトを転送する場合は、表示器で Preshared Key を再設定する必要があります。
    • ファイルシステムを使用したプロジェクトの転送
      プロジェクトをダウンロードした外部ストレージを挿入し、[SD] または [USB] をタッチします。

      MEMO:

      ST6000 2nd Gen シリーズを使用する場合、復旧モードでは USB 設定を変更できません。設定を変更するには、表示器の [System Settings] に移動してください。
    • イーサネット経由によるプロジェクトの転送
      以下のように設定してプロジェクトを転送します。
    設定 説明
    [Ethernet Download] [Enable]
    [IPsec] [IPsec] をタッチし、[Disable] を選択します。
    [Ethernet] [IP Address]、[Subnet Mask]、および [Default Gateway] を表示します。これらの設定が表示されない機種を使用している場合は、[Ethernet] をタッチすると表示されます。

    MEMO:

    ST6000 2nd Gen シリーズを使用する場合
    • 復旧モードではイーサネット設定を変更できません。設定を変更するには、表示器の [System Settings] に移動してください。
    • イーサネットポートが無効になっている場合、イーサネットポート名 (eth1, eth2) は表示されません。
    • FTP サーバーによるプロジェクトの転送
      [FTP] をクリックしてして FTP の設定を行います。

      MEMO:

      • [FTP] ボタンは、イーサネットポートを搭載し、自己ダウンロード機能をサポートしているモデルで使用できます。
        対応機種/機能一覧
      • リカバリモードでは、セキュアな FTP 通信を使用した自己ダウンロードオペレーションをサポートしています。ただし、証明書の検証はサポートされていません。
    設定 説明
    [Server IP Address] 接続する FTP サーバーの IP アドレスを設定します。
    [Path]

    FTP サーバー上の BML ファイルとフォルダーのパスを指定します。

    (例) /Data1/package.BML

    [Encryption]

    次のオプションのいずれかを選択します。

    • [Implicit] (デフォルト)
    • [Explicit]
    • [Plain FTP]
    [Port]

    ポート番号を入力します。

    設定可能範囲: 1 - 65535

    初期値: 990

    [Mode]

    次のいずれかのモードを選択します。

    • [PASV] (デフォルト)
    • [Active]
    [Time out (sec)]

    FTP サーバーからの応答を待つ時間を秒単位で設定します。設定時間内に応答がない場合、FTP 通信は終了します。

    設定可能範囲: 3 - 120

    初期値: 10

    [Login Type]

    FTP サーバーへのログインに使用するアカウント情報の形式を選択します。

    • [Normal]: ユーザー名とパスワードを使用して FTP サーバーにログインします。
    • [Anonymous]: ユーザー名「anonymous」、パスワード「guest」で FTP サーバーにログインします。

    MEMO: [Anonymous] が選択されている場合、このプロパティはセキュリティー警告ステータスを表示し、エラーウィンドウにはセキュリティー警告を表示します。

    [User Name]

    FTP サーバーにログインするためのユーザー名を 512 文字以内で設定します。このプロパティは、[Login Type][Normal] が選択されている場合に選択できます。

    [Password]

    FTP サーバーにログインするためのパスワードを 512 文字以内で設定します。このプロパティは、[Login Type][Normal] が選択されている場合に選択できます。

アプリケーションによる復旧

SP5000 シリーズオープンボックス、IPC シリーズ、PC/AT の表示器では、以下の復旧方法を使用できます。

重要: 復旧する前に他のアプリケーションを終了してください。復旧中にプロジェクトの転送に失敗した場合、確認なしにオペレーティングシステムが再起動します。

  1. BLUE Runtime が起動している場合は、アプリケーションを終了してください。
  2. Windows の スタート メニューから、[BLUE Runtime Recovery Mode] をクリックします。

    MEMO:

    • TransferService.exe を管理者として実行するためのユーザーアカウント制御ダイアログボックスが表示された場合は、[はい] をクリックします。
    • スタートメニューに [BLUE Runtime Recovery Mode] がない場合は、以下のフォルダーの TransferService.exe を右クリックし、ショートカットメニューから [管理者として実行] を選択して管理者権限でアプリケーションを実行します。BLUE Runtime Recovery Modeが起動したらフォルダーを閉じます。フォルダーが開いている状態で転送を実行すると、エラーが発生します。

    C:\Program Files\Pro-face\BLUE Runtime\RTPrimaryBoot\TransferService.exe

  3. プロジェクトを転送します。転送方法によっては、以下の設定が必要です。
    • ファイルシステムを使用したプロジェクトの転送
      [File System] をクリックします。表示されたダイアログボックスからファイルシステムのダウンロードオペレーション用のファイルを選択し、[Download the selected BML file] をクリックします。
    • イーサネット経由によるプロジェクトの転送
      [Ethernet Download] を [Enable] に設定してプロジェクトを転送します。
    • FTP サーバーによるプロジェクトの転送
      [FTP] をクリックしてして FTP の設定を行います。

      MEMO:

      • [FTP] ボタンは、イーサネットポートを搭載し、自己ダウンロード機能をサポートしているモデルで使用できます。
        対応機種/機能一覧
      • リカバリモードでは、セキュアな FTP 通信を使用した自己ダウンロードオペレーションをサポートしています。ただし、証明書の検証はサポートされていません。
    設定 説明
    [Server IP Address] 接続する FTP サーバーの IP アドレスを設定します。
    [Path]

    FTP サーバー上の BML ファイルとフォルダーのパスを指定します。

    (例) /Data1/package.BML

    [Encryption]

    次のオプションのいずれかを選択します。

    • [Implicit] (デフォルト)
    • [Explicit]
    • [Plain FTP]
    [Port]

    ポート番号を入力します。

    設定可能範囲: 1 - 65535

    初期値: 990

    [Mode]

    次のいずれかのモードを選択します。

    • [PASV] (デフォルト)
    • [Active]
    [Time out (sec)]

    FTP サーバーからの応答を待つ時間を秒単位で設定します。設定時間内に応答がない場合、FTP 通信は終了します。

    設定可能範囲: 3 - 120

    初期値: 10

    [Login Type]

    FTP サーバーへのログインに使用するアカウント情報の形式を選択します。

    • [Normal]: ユーザー名とパスワードを使用して FTP サーバーにログインします。
    • [Anonymous]: ユーザー名「anonymous」、パスワード「guest」で FTP サーバーにログインします。

    MEMO: [Anonymous] が選択されている場合、このプロパティはセキュリティー警告ステータスを表示し、エラーウィンドウにはセキュリティー警告を表示します。

    [User Name]

    FTP サーバーにログインするためのユーザー名を 512 文字以内で設定します。このプロパティは、[Login Type][Normal] が選択されている場合に選択できます。

    [Password]

    FTP サーバーにログインするためのパスワードを 512 文字以内で設定します。このプロパティは、[Login Type][Normal] が選択されている場合に選択できます。