本製品は、不正アクセスを防ぐため、IPsec という暗号で保護されたイーサネット通信に対応しています。
IPsec とは、インターネット技術特別調査委員会 (IETF) が提供する、インターネットでの IP 通信の安全性を高めるオープンプロトコルです。IP 通信を暗号で保護するには任意の鍵が必要です。暗号化された IP パケットで通信します。
イーサネット転送に IPsec 暗号化を使用するには、以下の手順を実行します。
3.1.100.*** 未満の場合、IPsec 転送以外の転送方法を使用して、ランタイムのバージョンを 3.1.100.*** 以降に更新します。プロジェクトを画面編集ソフトウェアバージョン 3.1 Service Pack 1 以降で転送すると、ランタイムバージョンが更新されます。

以下に、パソコンで IPsec を有効にする方法を説明します。
IPsec を設定する前に、Windows Defender ファイアウォールを有効にしてください。ファイアウォールの設定には管理者権限が必要です。詳細は Windows のヘルプを参照してください。



[整合性アルゴリズム] |
[SHA-256] |
[暗号化アルゴリズム] |
[AES-CBC 128] |
[キー交換アルゴリズム] |
[Diffie-Hellman Group 14] |
をクリックしてその項目をリストの一番上に移動させます。

該当する項目がリストにない場合は、[追加] をクリックして項目を追加してください。

[プロトコル] |
[ESP] |
[完全性] |
[SHA-1] |
[暗号化] |
[AES-CBC 128] |
[キーの有効期間 (分/KB)] |
[60/100.000] |
[OK] をクリックします。



事前共有キーは必ず16文字で、小文字、大文字、数字、特殊文字 ( ~ ! @ $ % ^ & * _ + - = ` \ ( ) [ ] : “ ‘ < > { } # ;) のすべてを含む組み合わせにしてください。

| SP5000 シリーズオープンボックス (Windows 10 IoT Enterprise モデル)、IPC シリーズ、または PC/AT を使用する場合 | [特定のポート] を選択して 3320,3321,8050 を入力します。
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SP5000 シリーズパワーボックス、SP5000X シリーズ、GP-4100 シリーズ、ST6000 シリーズ、STM6000 シリーズを使用する場合 |
[すべてのポート] を選択します。 |

プロジェクトファイルを転送した後に規則を右クリックし、[規則の無効化] をクリックして IPsec を無効にしてください。転送後に IPsec が有効になったままでは、パソコンと表示器間での TCP 通信は動作しません。
表示器で IPsec を使用するための Windows ファイアウォールを設定します。
| [エンドポイント 1] | [任意の IP アドレス] |
| [エンドポイント 2] | [これらの IP アドレス] を選択し、表示器の IP アドレスを追加します。 |
[エンドポイント 2 ポート] |
[特定のポート] を選択して 3320,3321,8050 を入力します。
|
ハードウェア設定画面を開き、事前共有キーを設定します。


パソコンで設定した事前共有キーと同じキーを使用してください。
イーサネット転送を実行するには、パソコン (画面編集ソフトウェア) および表示器 (ハードウェア設定画面) の両方でのオペレーションが必要です。表示器のイーサネットポートは通常閉じているため、転送処理の一部として、ハードウェア設定画面でポートを開く必要があります (以下の表の手順 8 を参照してください)。
イーサネットを使用して通信するには、表示器のイーサネット設定で IP アドレスを設定してください。
表示器はイーサネットポート番号 3320-3321 と 8050-8051 を使用します。ファイアウォールの設定でこれらのポートを閉じないでください。
表示器のプロジェクトファイルの改ざんを防ぐために、プロジェクトファイルの転送操作用ユーザー認証を有効にしてください。設定手順については、以下を参照してください。
ユーザー名またはパスワードを忘れた場合は転送できなくなるため注意してください。
接続先の機器がイーサネットケーブルで直接接続されている場合は、イーサネットスイッチを使用します。
[Auto Negotiation] の [Speed Setting] と [Duplex Setting] の設定を接続先の機器と一致させます。
ハードウェア設定画面で変更できます。
イーサネット設定の指定
シミュレーション中はプロジェクトを転送できません。
画面編集ソフトウェアとランタイムアプリケーションが同じ PC 上にある場合、表示器のプロパティ [転送方法] - [IP アドレス] に [127.0.0.1] を設定してください。
プロジェクトを転送するには、次の手順に従います。
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パソコン (画面編集ソフトウェア) |
表示器 (ハードウェア設定画面) |
1 |
(画面編集ソフトウェアがインストールされた) パソコンと表示器をイーサネットに接続します。 | |
2 |
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表示器の電源を入れます。 (SP5000 シリーズオープンボックス (Windows 10 IoT Enterprise モデル) を使用する場合) プログラムメニューの [BLUE Runtime] > [BLUE Runtime (Run as Administrator)] をクリックします。 (IPC シリーズまたは PC/AT を使用する場合) プログラムメニューの [BLUE Runtime] を右クリックし、[管理者として実行] を選択します。 [管理者として実行] を選択できない場合は、システム管理者に連絡してください。 |
3 |
画面編集ソフトウェアを起動し、転送するプロジェクトを開きます。 |
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4 |
プロジェクトエクスプローラーウィンドウの [システム設定] に移動し、[Target01] をクリックします。 転送先の表示器が、画面編集ソフトウェアで指定した表示器の種類と同じであることを確認してください。 |
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5 |
プロパティウィンドウで、[機能] タブ ➞ [基本] タブに移動し、[転送方法] の [種類] が [イーサネット] であることを確認します。 プロジェクトファイルの転送先の IP アドレスを設定します。 |
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6 |
[セキュリティー設定] で [有効] を選択し、[セキュリティーレベル] に転送操作の実行に必要なセキュリティーレベルを設定します。
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7 |
— |
ハードウェア設定画面を開きます。ハードウェア設定 |
8 |
— |
[Ethernet Download] の [Enable] ボタンをタッチします。 ➞ スタンバイ画面が表示されます。スタンバイ画面が表示されている間は表示器を操作できません。 ![]() (IPC シリーズまたは PC/AT を使用する場合) プロジェクトファイルの初回転送時に、次のダイアログボックスが表示される場合があります。
必要なイーサネットポートが開いていない場合、ダイアログボックスが表示されます。 [アクセスを許可] をクリックします。 [アクセスを許可] をクリックすると、必要なイーサネットポートが開きます。 上記のダイアログボックスで [キャンセル] をクリックした場合、または Windows の設定により上記のダイアログボックスが表示されない場合は、手動で権限を設定してください。権限の詳細については、以下を参照してください。 |
9 |
アプリケーションツールバーの 製品のライセンスがない場合は |
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10 |
ダウンロードマネージャーダイアログボックスに転送状況が表示されます。 [ユーザー名] と [パスワード] を入力するように指示されます。必要なセキュリティーレベルを満たすユーザーのユーザー名とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。 転送中 (パソコンから表示器) にパソコンまたは表示器の電源を切ったり、転送ケーブルを抜いたりしないでください。表示器の起動時にエラーを起こす原因となります。
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11 |
転送が完了したら、ダウンロードマネージャーダイアログボックスを閉じます。 |
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プロジェクトが正常に転送されると、表示器が再起動し、転送されたプロジェクトが実行されます。
バージョン 3.0 以前のシステムを搭載した GP-4100 シリーズ表示器に転送した場合、転送が完了したことを示すメッセージボックスが表示されてから数分経過しても GP-4100 シリーズ表示器が再起動しない場合があります。
転送完了時に、電源ケーブルを抜き差して GP-4100 シリーズ表示器を再起動できます。
アプリケーションのデバッグ時など頻繁に転送する必要がある場合は、次の設定を行います。転送の度にハードウェア設定を開いてイーサネットダウンロードを有効にする必要がなくなります。
以下の設定は推奨されていません。この設定を使用すると表示器は常にイーサネット転送を受け入れるため、セキュリティー上のリスクが高くなります。
プロジェクトエクスプローラーウィンドウの [システム設定] に移動し、[Target01] をクリックします。
プロパティウィンドウで [詳細] タブ ➞ [設定] タブに移動し、[プリファレンス] の [イーサネット転送を常に許可] チェックボックスを選択します。
ダウンロードマネージャーダイアログボックスにエラーが表示された場合は以下を参照してください。
| エラー | 原因 | 解決方法 |
[指定された転送先に接続できませんでした。 |
IPsec が、表示器とパソコンのいずれかまたは両方で有効になっていません。 |
IPsec を有効にします。パソコンで IPsec を設定 |
IPsec が、表示器とパソコンのいずれかまたは両方で適切に設定されていません。 |
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| IKE および IPsec ポートが、ファイアウォールまたは他のウイルス対策アプリケーションに関連するプログラムによってブロックされています。 | IKE ポート (UDP 500) および IPsec ESP ポート (50) が、ウイルス対策アプリケーションに関連するファイアウォールを含むパソコンと表示器間でのすべてのファイアウォールで開いていることを確認します。 |